生成AI

【生成AI 解説】Napkin AIの魔法:文章を図解に変える驚きの実例集

裕希ヒロ

こんなお悩みありませんか?「図解を作りたいけど、時間がかかりすぎて諦めてしまう…」「アイデアはあるのに、それを視覚的に表現する方法がわからない…」

私も以前は同じ悩みを抱えていました。図解の重要性はわかっていても、作成に時間がかかりすぎて、結局テキストだけの説明で済ませてしまうことがよくありました。

だけど、そんな悩みを一気に解決してくれるツールがあるんです。それが「Napkin AI」です。

・・・という 「Napkin AI とは?」の疑問に対しては、既に別の記事で解説しました。

あわせて読みたい
【生成AI 解説】高品質な図解を一瞬で作成(Napkin AI):ブログ記事の質を向上しよう
【生成AI 解説】高品質な図解を一瞬で作成(Napkin AI):ブログ記事の質を向上しよう

けど、どれだけ言葉で説明しても、いまいち実感がわきづらいですよね。「登録は1分で無料だから、今すぐ使ってみましょう。その方が早いです!」と言われても、その一歩が非常に面倒くさい・・・

そんな面倒くさく感じているあなたのために、Napkin AI がどのような図解を作ってくれるのかを実例で紹介したいと思います。

この記事を読むと、Napkin AIがどれほど簡単に、素早く、そして効果的に文章を図解に変換できるのかがわかります。実例を見れば、あなたもきっと「これなら使ってみたい!」と思うはずですよ。

Napkin AIとは?簡単にできる図解の魔法

Napkin AIは、文章を入力するだけで、瞬時に図解を作成してくれるAIツールです。「百聞は一見に如かず」というように、実際の例を見てみましょう。

例1:プロジェクト管理のフロー図

以下の文章を入力してみました:

「プロジェクト管理は、計画立案から始まり、タスク分配、進捗管理、問題解決、そして最終的な成果物の提出という流れで進みます。各段階でチームメンバーとの密なコミュニケーションが重要です。」

Napkin AIはこの文章を元に、以下のような図解を作成してくれました:

左から右に向かって流れるタイムラインの図

説明文の中に散りばめられたキーワードの順に沿って流れるように図解されています。視覚的・直感的になっていますね。

説明対象の要因を分解して説明する図

「効果的なチームワーク」に対して3つの要因に分解している図です。所詮は1対3の関係を説明しているだけなので、真ん中の三角の図はいるのか?というと重要な役割を果たすものではありませんが、「それっぽさ」は表現されていますね。

円形で循環を示す図

進捗管理のPDCAサイクルを説明するような表現に似ていますね。このような循環を示す表現はよく用いられるので、使い勝手のよい図解です。

フィッシュボーン(特性要因図)

品質管理分野にてQC7つ道具と呼ばれるもののひとつで、古くから親しまれている図解です。本来の特性要因図は、問題点を洗い出すために要因を事細かく書き出すものなので、正直なところこの程度の分解レベルでは全く足りていません。とはいえ、この表現があるだけで「それっぽさ」が表れる点は魅力的ですね。

要素感の流れの説明

左から右に流れる図としては前述のものと似ていますが、こちらは要素ごとに四角い箱が作られていて、よりシンプルな構図になっていますね。時間軸的な流れというよりも、特定の要素(オブジェクト)の関係性を説明する表現といえるでしょう。シンプルながら、文章だけよりも圧倒的に読みやすいですよね。

例2:マーケティング戦略のマインドマップ

次に、こんな文章を入力してみました:

「効果的なマーケティング戦略には、ターゲット顧客の分析、競合他社の調査、商品・サービスの差別化、適切な価格設定、効果的なプロモーション、そして顧客フィードバックの収集と分析が含まれます。」

Napkin AIはこの文章を元に、以下のような図解を作成してくれました:

時が進むに連れて徐々に具体的に絞り込まれていく様子を表現する図

時間軸的には左から右にかけて流れています。中で説明しているのは各時間軸における行動(アクション)であり、行動を進めるにつれて課題が深堀りされている様子が直感的に読み取れる表現です。

他の例としては、システム開発の業界においては「要件定義」→「基本設計」→「詳細設計」→「製造(コーディング)」→「テスト」→「成果物」という時間軸の中での不確定要素の大きさを示す構図を説明してもよいでしょうね。

特定の目的に対する関係要素を分解して解説する図

この例では「競合他社を調査(競合分析)」という主目的に対して、行動すべき要素をカテゴリごとに区別し、細部の要素を説明しています。行動の位置づけが直感的に理解できますね。

単一の流れに留まらずに途中で要素を分解して、最終的には一つに集結する図

単一のものが一方向に流れるだけの描画は先程から登場していますが、ここでは途中で4つに枝分かれしていますね。たった3行の文章の中で、それぞれのキーワードがどのような位置関係にあるのかを一瞬で理解することができるので、間違いなく文章の読みやすさを向上しているでしょう。

なんか違うよねという図解

ここまで説明の通り、様々な便利表現を見てきました。

その一方、残念ながらというか当然といいますか、完璧ではない部分もありますので確認してみましょう。

例えば以下の例。

今回の文章だと

  • 「プロモーション戦略」は「ターゲット顧客に伝えるための手段」である
  • 「手段」には「広告、SNS、イベント、メールマーケティングなど」がある

という構図が成り立ちます。

しかし、この図解だと以下の点が気になってしまいますね。

  1. 「プロモーション戦略」は「ターゲット顧客」という関係性は、文章中も図中も一致している
  2. ここで「ターゲット顧客」という言葉と同レベルに並ぶ表現が他に見当たらない。「カスタマイズされたコンテンツ」とあるが「コンテンツ」という用語は登場していない。「プロモーションの内容は~~カスタマイズ」という一文はあるが、「プロモーションの内容〜〜カスタマイズ」したものがコンテンツってこと?という解釈を挟まなければならない
  3. 「コミュニケーションチャネル」とは何なのか

などなど・・・

このように文章と図解がいまいちあっていないことが度々起こります。

けど、安心してください。イマイチだなと思ったら、その他のデザインを選ぶことが可能です。

例えばこのようなものを選んでみました。

いかがでしょうか?

「効果的なプロモーション戦略」は図のタイトルになり、手段を示す「広告」「SNS」「イベント」「メールマーケティング」は多様なチャネルである様を表現。そして、それらが中央に向かう方向性を示すことで「活用し、接点を増やす」感じを演出。

これも完璧ではないでしょうが、最初の例よりはよっぽどしっくりきますよね。

このように、複数の図解を見比べながら気に入るものを選ぶことができます。

Napkin AI の出力フォーマット

ここで作成した図は図にしてダウンロードすることができます。

オブジェクトを選択して紫ボタンでダウンロード

以下のように、マウスを動かして複数の要素(オブジェクト)を選択します。すると、紫色のメニューがボタンが登場します。

ダウンロードメニューで形式を指定

紫色のボタンをクリックすると、ダウンロード(エクスポート)のメニューに移ります。

ここで選べるフォーマットは以下の通り。

  • フォーマット: PNG または SVG
  • 色設定: ダークモード または ライトモード
  • 背景色: 透過 または 塗りつぶし

所感:自分の発想にはない表現が出てくる点でも面白い

「あぁ、こういう表現をすると分かりやすいんだなー」とか、「この表現はあまり意味ないけど映えるから使えるな」という、ただの表現レベルの良し悪しもあれば、「あ、この問題ってこのような構図で整理できるのか・・・」といった思考整理の観点で貢献することもあり、”便利” 以上に学びを得ることもあります。

もし図解は自分で作成するにしても、文章を Napkin AI に投入して図解作成の指示を出して眺めてみるだけでも、新たな表現方法のヒントを得ることができるので便利そうですね。

まとめ:Napkin AIで、あなたの仕事が変わる

Napkin AIを使えば、複雑な情報を視覚的に表現することが、驚くほど簡単になります。この記事で紹介した実例を見て、あなたもその可能性に気づいたのではないでしょうか。

もう「図解を作るのは面倒くさい」とは言わせません。Napkin AIを使えば、あなたのアイデアや説明が、より分かりやすく、より印象的になること間違いなしです。

実際に使ってみれば、その便利さを実感できるはずです。今すぐNapkin AIを試してみませんか?きっと、あなたの仕事の質が劇的に向上するはずです。さあ、Napkin AIで、あなたのアイデアを魅力的な図解に変えてみましょう!

ABOUT ME
裕希ヒロ
裕希ヒロ
システムエンジニアxマーケター
順調に出世していて定年まで安泰だったはずの大企業を無計画に辞職。年収ダウンのリスクと隣合わせに「WEBマーケティング」を学び、新たな武器を手にして新世界に挑戦しているエンジニア。中学生からインターネット文化に染まり、ネトゲ沼にはまりながらIT業務歴は長く20年超。
記事URLをコピーしました