【おすすめ】WordPressバックアップの取り方:プラグイン「Migration, Backup, Staging – WPvivid 」設定方法と使い方
- WordPressでのバックアップの取得方法を知りたい
- 細かい調査に時間はかけたくないから、手っ取り早く無難なプラグインを知りたい
- WPvivid Backup プラグインってどんなもんだ?
こんにちは!裕希ヒロです。このブログでは、システムエンジニア出身の私がWEBマーケティングを学んで『稼ぐ力』を鍛える過程を発信しています。
この記事に辿り着いたあなたは、WordPressのバックアップの具体的な設定方法をお探しのはずです。バックアップの重要性は、きっともうお分かりですよね。
この記事では、バックアッププラグイン「Migration, Backup, Staging – WPvivid」を利用して WordPress 全体のバックアップを取得する方法を解説します。このプラグインを使用することで以下のことが可能です。
- 費用がかからず無料
- 任意のタイミングで簡単にバックアップを生成
- スケジューリングによる自動でバックアップを生成(最短12時間間隔)
- バックアップの保存先にリモートストレージを指定
他にも様々な機能がありますが、最悪の事態を回避するための初心者でも実施すべき最低限の機能はコレで十分です。
自動バックアップの設定方法や実際のバックアップ作業の詳細についても解説していますので、ぜひ参考にしてください。
Migration, Backup, Staging – WPvivid を採用
この記事では WPvivid Backup プラグインを利用して、WordPressサイトのバックアップ設定を進めます。
もし、あなたがまだ「プラグインの比較段階だから、インストールの前に納得できるまでじっくりと調査したい」という段階の場合は、先にこの記事を読んでみてください。
プラグイン選定のために4つのプラグインを比較した記事です。どのような選択基準で WPvivid を採用したのかが分かります。
インストール方法
WordPress のプラグイン追加画面にて「WPvivid Backup」で検索します。インストールの後、有効化します。
検索すると「WPvivid Backup for MainWP」という似ているプラグインが出てきますが、目的が異なるので間違えないように注意しましょう。
プラグイン設定
この手のバックアップ目的プラグインは設定項目が多く、見慣れない専門用語も多いので、初心者にとっては気が重たくなる作業ですね。全てを理解する必要はありませんので、あなたの目的「最悪の事態を避けるための最低限のバックアップ設定」を達成するために必要な画面を解説します。
基本の設定(バックアップ&復元)
インストール直後では、ローカルストレージへの保存になっています。
ローカルストレージとは、WordPressを動かしているサーバーと同じ場所を意味します。
バックアップの対象も選択することができますが、完全バックアップが目的なので「データベース+ファイル」ですね。
青い [バックアップ] ボタンを押すと手動で今すぐ実行することができます。
外部ストレージの利用(リモートストレージ)
各種ストレージのロゴが並んでいて一瞬で分かりますね。
Google Drive, Dropbox, Microsoft OneDrive, Amazon S3 … などが利用可能です。
標準ではスケジュールは無効化(スケジュール)
[バックアップスケジュールの有効化] は、標準で未設定です。
世代管理(設定 > 一般設定)
自動バックアップをすると次々と新しいファイルが作成され、ストレージを圧迫してしまいます。そのため、古いファイルを消すために世代管理(過去何個分を保存するか)を設定することができます。
標準で3世代のバックアップになっていますね。その他の設定も特に変更する必要はないでしょう。
管理画面上部の管理バーにあるメニューは消しておいた方がスッキリしてよいと思います(お好みです)。
バックアップの実行(手動実行)
手動でバックアップを実行します。
記事が20記事ほど、画像ファイルが200個ほどのWordPressサイトで45秒ほどかかりました。(Xserver)
保存が終わるダウンロードができるようになります。
ダウンロードをすると、いくつかのZIPでまとまっていました。
backup_db.zip
の中には、しっかりSQLファイル(データベースのバックアップ)も保存されています。
これだけあれば、万一の事態が起きても復帰できますね。
リモートストレージバックアップ(手動実行・Dropbox)
事前設定
ローカルストレージ保存ができたので、要の外部ストレージへの保存を設定します。
この記事では Dropbox にて設定を行いますが、その他のストレージはお好みに応じて設定してください。
Dropboxを指定して設定すると「アプリ > WPvivid backup restore」というフォルダへのアクセス許可を求められます。
このバックアップアプリ専用のフォルダにしかアクセスできないので、その他のあなたの重要なデータを参照される心配はなさそうですね。たまにあるんですよね、過剰にアクセス権を要求してくるアプリ・・・
設定後はこうなります。
この時点の状態は「Dropbox 側では接続を許可したが、WordPressではまだ設定の保存までは完了していない」状態です。ここで終わったと勘違いしないように。
一意の別名を例示の通り記入して、[今すぐ追加] とします。
最終的にはこのようになります。
Dropbox側では、以下のとおり WPvivid backup restore プラグインがリンクされています。アプリ用の制限されたフォルダにしか権限がないことを確認できます。
(Dropbox のアカウント管理画面 https://www.dropbox.com/account/connected_apps
で確認できます。)
リモートストレージへのバックアップを実行
バックアップの完了に2分20秒ほどかかりました。先ほどのローカル(WordPressサイトと同じサーバー内)バックアップは45秒ほどでしたので、3倍かかっていますね。ネットワーク経由でバックアップデータを転送する必要があるので、これはやむを得ません。
バックアップしたデータは、このように一覧で表示されています。どの場所に保存しているのかが分かりやすくていいですね。(左端のアイコンは、ローカルバックアップです)
自動バックアップの設定
手動で一通りの動作確認が済んだら、自動バックアップを設定します。
バックアップ頻度は好みですが、記事の更新頻度を目安にするとよいでしょう。
例えば、記事の更新が週に1回しかないのに「12時間」や「毎日」は少々やりすぎです。確かに、バックアップはマメであるほどよいのですが、主な理由は以下のとおりです。
- バックアップには多少なりサーバーへの負荷がかかるため、高頻度で実施するとユーザーへの応答が悪くなるリスク(サイトの規模が小さいうちは短時間で終了するのであまり気にする話ではありません)
- そもそも変化がないのにバックアップをとって、コンテンツの保護の観点では意味がない
逆に間隔が長すぎても、いざという時の復元が面倒になりますので「毎週」としています。
繰り返しになりますが、あなたのWordPressサイトのコンテンツ更新頻度により決定してください。
問題: [設定を保存] した後に、改めて「スケジュール」画面にアクセスしてみると初期値に戻ってしまっています・・・。ということは、見た目上、設定が変更されていないように見えてしまいます。
実際に設定値が反映されているのかを確認するために、WordPressのデータベース(MySQL)に保存されている値を確認してみます。すると、 wpvivid_schedule_setting
に値が反映されているので、内部的には大丈夫なようです。
非常に稀ですが、このように管理画面上の設定値が見た目にうまく反映されないプラグインを見かけます。明らかにバグなのでそのうち修正されると思いますが、しばらく様子を見てみます。(2024/07/27現在執筆)
まとめ:最低限のバックアップはWPvividで満足
この記事では、WordPressのバックアッププラグイン「Migration, Backup, Staging – WPvivid」の設定方法と使い方について詳しく解説しました。バックアップの重要性は言うまでもなく、万一の事態に備えて定期的なバックアップは欠かせません。WPvividを使うことで、手動バックアップや自動バックアップ、リモートストレージへの保存など、多機能なバックアップを実現できます。
あなたの大事なデータを失わないために、今すぐ WPvividを活用して、サイトの安全性を高めましょう。
以上、裕希ヒロがお送りしました。