読者の心を掴む3種類のライティングと4つの技術:成功する文章術
こんにちは!裕希ヒロです。このブログでは、システムエンジニア出身の私がWEBマーケティングを学んで『稼ぐ力』を鍛える過程を発信しています。
- ちょっと長文になると文章をうまくまとめられず、文章力が不足していると感じる
- 仕事相手との文字でのコミュニケーションがうまくとれない・うまく伝わらない
- 商品紹介のページを作っているものの、なかなか商品の購入(コンバージョン)に繋がらない。人を引きつける文章が書けない
文章力が重要なのは今に始まったことではありませんが、世界の大きな流れとしてのデジタル化(インターネットでの商品販売の拡大)や、リモートワークによるチャットなどのテキストコミュニケーションの増加など、文章力の重要性はますます高まっていますよね。
あなたは文章力に自信はありますか?「問題ない」だけではなく、力を発揮できていますか?
基本スキルとして文章力を高めることが、ビジネス成功への鍵です。この記事では、3種類のライティングとその効果的な使い方について解説します。
この記事を読むと、セールスライティングに関する文章力の向上の考え方を理解することができます。
文章力の重要性
3種類のライティングの前に、文章力の重要性を理解しましょう。
文章力とは「文字を書き起こす力」だけなのでしょうか?答えはNOです。
文章力と聞いて何をイメージするでしょうか?
「あー、ブログ執筆のときに重要って言われるものでしょ。」
そう、確かにブログ関連の文脈で出てくることが多いのは事実です。インターネットで調べたらアフィリエイトのためのブログと頻繁に出くわしますし、そのように見えてしまいますよね。その一方で、YouTubeなどでの動画作成の場面でも「台本」という形で文章表現する力が重要なのです。
文章力は、あなたが考えていることを表現する力と捉えましょう。
文章力をつけないと、一生その人の心を惹きつけることはできません。例えばビジネスで成功している人々は、この表現力が非常に優れています。特に起業家の講演はわかりやすく、面白く、感動を与えます。これは彼らが高い文章表現能力を持っているからです。
起業家の頭の中には理想世界が広がっており、それを効果的に表現することで聴衆を引きつけます。彼らの話を段取り良く聞いていると、自分もその理想に向かって進んでいける気がしてきます。これこそが、文章力の持つ力です。
3種類のライティング
ライティングには大きく分けて3種類あります。それぞれのライティングには異なる目的があり、それぞれの目的に応じた技術を学ぶことが重要です。
1. アクセスを集めるライティング
自分のメディアにアクセスを集めるためのライティングです。これはブログ記事やSNSの投稿、メールマーケティングなどで使われます。重要なのは、人々の興味を引きつけ、クリックしたくなるようなタイトルや冒頭部分を作ることです。
例えば、「驚くべき方法で収入を倍増する方法」といったタイトルは、人々の興味を引きつけやすいです。内容も興味深く、読者が次々とページをめくりたくなるような情報を提供する必要があります。
2. 教育のためのライティング
アクセスを集めた後、その人を教育するためのライティングです。これは主にブログ記事や電子書籍、ホワイトペーパー(見込み客にとって役立つ資料の提供)などで使われます。読者が必要とする情報を提供し、彼らの知識やスキルを向上させることが目的です。
例えば、デジタルマーケティングに関するブログ記事では、SEOの基本やSNS広告の効果的な使い方などを詳しく説明します。このような記事は、読者が価値を感じ、信頼関係を築くために非常に重要です。
3. 行動を促すライティング(コピーライティング)
最後に、読者の背中を後押しして行動を促す文章、すなわちコピーライティングです。これは広告やランディングページ、販売ページなどで使われます。読者に具体的な行動を起こさせることが目的です。
コピーライティングは、非常に面白く、人の行動をある程度コントロールできる力を持っています。例えば、「今すぐ購入する」「限定50名様に特別割引」といったフレーズは、読者に緊急性を感じさせ、行動を促します。
コピーライティングから始める理由
どの文章から勉強を始めるか?それはコピーライティングからです。コピーライティングは面白く、かつ実用的です。コピーライティングを学ぶことで、人の行動をある程度コントロールできるようになります。
コピーライティングができるようになると、その後にアクセスを集めるライティングや教育のためのライティングも容易にこなせるようになります。なぜなら、コピーライティングは基本的な文章技術の応用が多く含まれているからです。
コピーライティングで有効なテクニック4選
コピーライティングのために有効なテクニックには、「QUESTフォーミュラー」「GDTの法則」「共感ライティング」「PREPの法則」などがあります。それぞれのテクニックは個別記事で詳細に解説するため、この記事では全体像としての概要説明に留めています。
これらは個別のテクニックでありながら複合的に利用できるので、解説記事にもぜひ目を通してくださいね。
QUESTフォーミュラー
QUESTフォーミュラーは、セールスの黄金法則として知られ、人の購買意欲を掻き立てるための強力な手法です。「QUick Establishing of a Scenario Timeline」の略で、文章の初期段階でシナリオの時系列を迅速に設定することを目指します。効果的なライティングにはこのフォーミュラーを理解することが重要です。
5つのポイントがあります。
- Qualify(興味付け)
- 最初に重要なのは興味付けです。興味を引くためには、信用につながる実績提示が効果的です。例えば、「3ヶ月で体重XXkgダウン」といった実績を示すことで、読み手の興味を引き、続きを読みたくさせます。
- Understand(理解・共感)
- 次に、相手の悩みに共感することが重要です。悩みに共感することで信頼関係を築くことができます。例えば、「RIZAPを始める前はこんなことに悩んでいた」という具体的な事例を提示することで、読み手は共感し、自分も同じように解決できると感じます。
- Education(教育)
- その後、悩みを解決できる理論や方法を提示します。「マンツーマンだから痩せる」「個別にパーソナルに指導するから」などの具体的な理由を説明することで、読み手は納得し、信頼感が増します。
- Stimulation(刺激)
- さらに、悩みが解決した時のことを想像させることで期待を膨らませます。成功体験やお客様の声を紹介することで、読み手は自分も同じような成果を得られると期待します。
- Transition(行動)
- 最後に、具体的な行動を促す明確な指示を与えます。「無料カウンセリングはこちら」といったフレーズで、すぐに行動を起こすように誘導します。
GDTの法則
GDTの法則(Goal, Distraction, Tension)は、物語を展開する上での重要な構造を提供する三つの要素から成り立っており、QUESTフォーミュラーに加えることでさらに効果を高めるための手法です。この法則を理解することで、人の欲望を効果的に刺激できます。
3つのポイントがあります。
- Goal(目標)
- 人間は基本的に怠け者であり、最小限の努力で最大の結果を得たいと考えます。この欲求を利用することで効果的なライティングが可能になります。「飲むだけで痩せる」といったフレーズは、努力を最小限に抑えたいという目標を刺激します。
- Desire(欲望)
- 次に、人は富や名誉、愛、快適さなどの欲望を持っています。「スマホで30分ポチポチするだけでウン十万円」というフレーズは、富や名誉を手に入れたいという欲望を刺激します。欲望を上手に刺激することで、読者の購買意欲を高めることができます。
- Teaser(本性)
- 最後に、人間の根源的な欲求を刺激することです。希少性や好奇心、反社会性を刺激することで、非常に強力な反応を引き出すことができます。期間限定のオファーやギャップのあるストーリーは、この本性を利用したものです。
例えば、「飲むだけで痩せる」(Goal)、「憧れのボディを手に入れたい」(Desire)、「期間限定の特別オファー」(Teaser)といった要素を組み合わせることで、非常に効果的な広告が作成できます。
GDTの法則を理解し、それをライティングに応用することで、読者の心を強く引きつけ、行動を促すことができます。
共感ライティング
共感ライティング(エンパシーライティング)は、読者の感情に寄り添い、ネガティブな感情からプラスの感情へと引き上げる技術です。これは特に売り込みが強い文章に対して効果的です。読者の疑問や反論を予測し、先回りして対応することで、信頼感を高めます。
共感ライティングは以下のステップで行います。
- 読者の反論を予測: 例えば「それって本当に大丈夫?安全なの?」という反論を予測します。自分の提案に対してネガティブな意見をあらかじめ考えておきます。
- 共感と反論の潰し: 反論に対して共感を示しつつ、「でも大丈夫ですよ」と安心感を与える理屈を提供します。例えば、「最初はこの商品は怪しいと思ったが、成分を調べたら科学的に証明されているので試してみました」というお客様の声を使います。
- 感情の変化を促す: 否定せずに、そっと寄り添い、ポジティブな感情に導きます。人は否定されると反発する傾向がありますが、肯定し共感することで信頼関係を築けます。
PREPの法則
PREPの法則とは、Point(ポイント)、Reason(理由)、Example(例)、Point(ポイント)という4つの要素で構成されるコミュニケーション手法です。この方法を使うことで、情報を明確かつ論理的に伝えることができます。特に教育フェーズやビジネスシーンで非常に有効です。
- Point(ポイント)
- 最初に結論や主張を明確に示します。これにより、聴き手や読者が文章や話の主旨を一目で理解できます。例えば、「PREPの法則を使えば、誰でも説得力のある説明ができるようになります」という具合です。
- Reason(理由)
- 次に、結論に至る理由を説明します。なぜその結論が正しいのか、納得できる理由を提供します。例えば、「PREPの法則は、情報を論理的かつ簡潔に伝えるための構造を提供するからです」。
- Example(例)
- その後、具体的な例を挙げて説明します。例を使うことで、抽象的な概念が具体的に理解しやすくなります。例えば、「例えば、ビジネスレポートを書く際にPREPの法則を使うと、主張が明確になり、読者にとって理解しやすい文章が書けます」。
- Point(ポイント)
- 最後に再度結論を述べ、主張を強調します。これにより、聴き手や読者に最も伝えたいポイントが強く印象に残ります。「したがって、PREPの法則を活用することで、誰でも効果的な説明ができるのです」。
まとめ: ライティングは商売の基礎スキル
この記事では、ライティングの重要性、3種類のライティング方法、そしてコピーライティングから学ぶ必要性について説明しました。そして、コピーライティングのための4種類のテクニック「QUESTフォーミュラー」「GDTの法則」「共感ライティング」「PREPの法則」の表面的な概要を説明しました。
文章力(ライティング技術)を高めることで一生物のスキルになり、ビジネスにおける成功への重要な一歩となります。あなたも、文章力を身に付けてビジネスの成功を掴み取りましょう!
以上、裕希ヒロがお送りしました。